3Kといわれる看護師仕事

仕事や働き方に関して、「3K」という言葉があります。この言葉は、「きつい・汚い・危険」の3文字からそれぞれの頭文字を取ったものです。また、「給料が安い・休暇が少ない・カッコ悪い」を加えて「6K」という言い方もあります。さらに、「きつさ・気配り・きれい」という、総合職などの女性に期待される「新3K」も存在します。なお、IT技術が普及した現代では、「きつい・帰れない・給料が安い」が「3K」の対象になるともいわれています。
このように、時代とともに対象となるものは異なります。しかし、私たちが身近に感じる表現も少なくありません。なかでも、女性が就く場合の多い看護師の仕事は、3Kの代表的な職業として挙げられます。看護師は、少子高齢化が懸念される時代にあって大変重要な存在です。医学は日進月歩といわれるように、医療業界には時代の最先端を行く精密機械なども導入されて、検査や治療に活用されています。また、介護用ロボットの実用も、夢ではないかもしれません。しかし、そのような進歩でいくら3Kが軽減されるとはいえ、いつの時代にあっても人間のぬくもりや優しさは必要不可欠なものです。もちろん、生命と向き合う大切な仕事ゆえに、失敗は許されません。また、患者や家族から心無い声を投げかけられることも出てきます。そんなときは、いくら看護という仕事に精通していても、落ち込んでしまいますよね。しかし、そのような想いをしながらも、患者や施設利用者様と触れ合うことによって、貴重な人生経験を積むことができるでしょう。
3Kといわれる看護師は、仕事をしていくなかでどうしても継続が難しい場合が出てきます。そのような時は、転職をするのも選択肢のひとつです。全国的に人手不足である看護師は求人が多く出されています。